月に一度の外出の日は、利用者さんが指折り数えて待ち望む、毎月の楽しみです。
今月の外出先は「イオン城山」
7名の利用者さんと出かけました。
一番のお目当ては2階のフードコートでの食事タイム。
ラーメンやうどんを注文したり
カットフルーツや、ロールケーキを買ったり
利用者さん、それぞれに好みの品を存分に楽しみました。
自分で見て、自分で考え、自分で選ぶ。
『生きがい』というと、少し大げさですが
施設で決められたスケジュールの中で過ごす時間と比べると
はるかに自由で、まさに「生きている」ということを実感できる貴重な時間だったと思います。
帰りの車。利用者さん同士の会話が聞こえてきました。
「あんた、うどん食べとったな」
「うん、おいしかったに」
「あたい、今度は、それにしてみよか」
「そーしー。一緒に食べよに」
「それまで元気でおらなあかんな。あっはっは~」
施設で生活していると、利用者さんも我々職員も、どうしても閉鎖的になりがちです。
マンネリ化した日常に「やりがい・活気・意欲」のようなものが、知らず知らずのうちに失われてしまいます。
特養に入所したら施設内ですべてを完結しなければならないということは決してありません。
今回のように、地域の資源(イオン城山)の利用をきっかけに、利用者さんに新しい目標(うどん)ができ、
それが意欲(元気に過ごそう)につながります。
ご家族はもとより、地域住民や地域資源とのつながりの中で様々な刺激をうけながら、
これからもいきいきと過ごしていただきたいと思います。
「来月のうどん」 楽しみですね~。