平成29年11月22日（水）　－長谷山寮－

実は10月31日よりお風呂のお湯の出が悪くなっていた長谷山寮。

なんとか31日の夜は入浴出来たものの、翌日からの日中入浴時はお湯が出ずお風呂を中止する事も…。

配管関係に詳しい職員も原因究明に奮闘し、これで大丈夫！と言う日、期待してお風呂に湯を溜めようとしましたが、

半分も溜まらず…結局中止。次の日からもお風呂が出来るほどのお湯が出ず、入浴を中止する日が続きました。

利用者さんからはお風呂に入りたいという要望も多く、なんとかお風呂に入れてあげたいという職員の思いも日に日に強くなる一方、

気温が低い時期に途中でお湯が出なくなっては風邪をひかせてしまう恐れも…。それぞれにストレスを感じながら過ごしていました。

復旧には思いのほか時間が掛かり、しびれを切らした職員はついに、バケツリレーで日中入浴を決行！！！

お風呂場の隣にあるトイレのシャワー室は給湯器なので唯一お湯が出ます。その日の出勤職員みんなが協力し、

バケツで何度も何度もお湯を運び、1日かけて利用者さん全員、お風呂に入ってもらう事が出来ました。

満足いくほどのお湯の量ではなかったかもしれませんが、頭を洗い、ゆっくり湯船で体を温める事が出来た利用者さんはとても喜んでくれました。

本当に体力的にも凄く大変でしたが、大変な事を楽しみながらお湯を運んでくれている職員を見て、

私もお風呂に入ったかのように少し温かい気持ちになりました。

ピンチを楽しみながら乗り越えられるって素晴らしいと思いませんか？

一人では出来ない事もたくさんの人が協力してくれれば、ピンチも大したことないのかも。そんな事を思わせてくれた1日でした。

 

今ではお風呂も完全に復旧し、昨夜利用者さんの入浴介助をさせてもらいました。

 

「お風呂直って良かったー」って言いいながら湯船で温まっている利用者さんを見ていて、

普段通りの生活が戻ってきたと安心しました。

完全復旧まで時間がかかり利用者さんにはご迷惑をお掛けして本当に申し訳ありませんでした。

 

今回修理した給湯ボイラー用の配管は、施設の屋上にあり、雨ざらしになってる部分で相当傷んでいたそうです。

バケツリレーのお風呂はもうしたくないので、壊れる前に新しくして欲しいと思いました。