AED救命講習会(慈宗院)

平成31年1月28日(月)

講師として西分署から3名の方にお越しいただき、AED救急救命講習会を開催した。

毎年1回、開催しており、利用者さんの急変時の対応力向上をはかっている。

高齢者施設であるここ慈宗院では、利用者さんの容態急変は、万が一ではなく、

常に職員の身近にあるものであり、その対応力は介護職員の必須スキルといえる。

 

例年、AEDの取り扱いや、人口呼吸、胸部圧迫の実技等のマニュアルに沿った形であったが、

今回は、高齢者施設向けに具体的な例や、より現実的なお話を聞かせていただき、非常に内容の濃い時間となった。

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内容は以下の通り(詳細は東京消防庁HP参照)

・意識の確認、呼吸の有無は判断しにくいケースが多い。そういった時は悪い方と考える。つまり、判断つかない時は、「意識なし」「呼吸なし」とみなす。

・胸部圧迫は30回を1セット 5cm沈み込むように強く押す(成人の場合)

・「胸部圧迫1セット+人口呼吸2回」を救急隊が到着するまで、繰り返しやり続けることが基本。感染症のリスクがあるため、人口呼吸は無理にしなくてもよい。

・胸部圧迫により肋骨骨折のリスクはあるが、まずは命をつなぎとめることが最優先。折れている感覚があっても、しっかり押すことをためらわない。

現場職員にとって、知識と経験は成長の両輪である。

新たに得た知識と、それをふまえての実践。その繰り返しが個々の成長となり、施設ケア向上の唯一の手段である。

西分署の方々、ありがとうございました。

参加された職員の皆さん、さあ、今日から実践だ!

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